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エンジェル 2011/01/25

エンジェル を観ました。

angel

2007年製作のイギリス・ベルギー・フランス合作映画。

フランソワ・オゾン
監督作品です。


~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~

1900年代初頭の英国で田舎町に住むエンジェル・デヴェレルは

夢見がちな女の子でした。

町外れの大邸宅(その名もパラダイス・ハウス)を物陰から覗いては

そこに住んでいる自分を想像してうっとり。

実際には母一人子一人で、食料品店の二階に住んでいるのです。

彼女の妄想はどうにも止まらなくなって、自分を貴族の令嬢に見立てた

長編小説「レディ・イレニア」を書き上げて出版社に送りつけます。

それがある発行人の目に止まり、出版されることに!

彼女は一躍時代の寵児となり、ほしいままに富や名声を手に入れます。

妄想が現実となった今、彼女の勢いはとどまることを知らず

最愛の人にも巡り会い、順風満帆な人生のようでしたが。。。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


と、あらすじだけ見ると

よくある女の子のサクセスストーリーのようですが

これがまた一筋縄ではいかないヒロインなのです。


このエンジェル嬢を言葉で表すと

嘘つき、傲慢、見栄っ張り、空気読めない

と、とてもとても友達にはなりたくないワードがズラーリ!!


もちろん彼女に友達は一人もいません。


そんな娘のことが心配な母親。

たまたまパラダイス・ハウスで女中をしている姉の紹介で

「エンジェルもパラダイス・ハウスで女中として働いたらどうか」

と提案します。


あんなにあのお屋敷のことが好きなんだから

さぞかし喜ぶだろうと思ったら、

「お断りよ!誰かに仕えるなんて冗談じゃないわ」

と、鼻で笑いながら答えます。

女中をしている伯母さんの前で暴言です。


そう、彼女の妄想では自分には貴族の血が流れているため

誰かに仕えるなんてとんでもない話。

あくまで私はみんなにかしずかれる存在でなくては!!


そんなエンジェルの執念と妄想がいっぱい詰まった

「レディ・イレニア」という本。

なんとリサーチなしで想像だけで書き上げているために

シャンパンを栓抜きで開ける、とかおかしなところもあります。


やんわりと「シャンパンに栓抜きは使いませんから直しましょうか」

と提案する発行人に向かって

「私は単語ひとつ、コンマひとつ変えません。

それではごきげんよう」と、言い放ち立ち去るエンジェル。

間違った自信もここまでくると潔い!!


きっと考えるより先に言葉が出てしまう

ナチュラルボーン見栄っ張りな性格なのでしょうね~。

さすがに「これで私の作品が本になる夢も終わったか、、、」と

帰りの電車を待ちながら涙するエンジェルでしたが、

そこへなんと発行人が彼女を追いかけてきたのです!!


「危険を承知でこのまま出版しましょう」

という発行人に、泣いてたことなんか素振りも見せずに

「当然ね」という顔で答えるエンジェル。


無知で嘘つきで傲慢だけど、なんとも魅力的なヒロインです。


そんなヒロイン、エンジェルを演じたのはロモーラ・ガライ。

地味だけどなかなかの美貌の持ち主で、妄想の中に生きる

エンジェルという役を好演。

晩年の憑かれたような表情が鬼気迫ってました。


エンジェルが俗物だと知りながらも彼女の本が売れることを

察知して出版する発行人役にサム・ニール。

彼もまた、エンジェルの不思議な魅力に魅了された一人です。


その発行人の妻にシャーロット・ランプリング。

オゾン映画の常連さんですねー。

教養のある女性で、エンジェルの小説はとるにたらないと思っています。


それから成功したエンジェルとその小説を崇拝する

詩人のノラ・ハウ=ネヴィンソン役にルーシー・ラッセル。

彼女はエンジェルを崇拝するあまり彼女の個人秘書となって

一生彼女と生活を共にすることになります。


ノラの弟で、売れない画家のエスメ役にミヒャエル・ファスベンダー。

初めて会ったエンジェルが息を飲むほどの美男役ですが

……そこまで美男かなー?とちょっと疑問。

この役がジュード・ロウぐらいハンサムだったら

もうちょっと納得がいくんだけど。


まあとにかく一目あったその日からエンジェルは彼の虜になり

誰も評価しない彼のくらーい絵を高額で買い取ったり

自分の自画像を描いてもらったりしたあげくに

まさかの逆プロポーズ!!


彼女がそこまで彼に固執した理由はなんだったのか。

そこそこいいとこのおぼっちゃんで美男で芸術家。

貴族である自分(違うって)と釣り合うという打算もあるけど

やっぱり一目惚れだったのかなーと思います。


富と名声と愛と、一気にすべてを手に入れたエンジェル。


ここまで来るともはや何が妄想で何が現実

わからなくなってきます。

嘘だってずっと言い続けたら本当になるんだから!

ずっとそうやって生きてきたのです。


でも小説家ってあらためてすごい職業だなーと思いました。

想像だけでそれだけの世界や話を書けるエンジェルは

やっぱり才能あったんだと思います。


きっと文章は大げさで古めかしくて

お話はベタベタに甘くてあからさまで

でもそんなところが一般の夢見る女性達にも

一時的にウケたのではないのかなー。


発行人の妻のシャーロット・ランプリングが

エンジェルに対して言う言葉がすべてを物語ってます。

「彼女の小説は認めないけど、彼女自身はたいした女性だわ」


そう、たいした女性なんです!本当に。

だって夢を全部叶えちゃうんですから!!


彼女の快進撃に息をとめて見入っていると

後半意外な出会いが彼女を待ち受けています。


彼女の夢と妄想で出来た虚構の世界が壊れる瞬間です。


びっくりしました!!


なるほどーそうきますか。。

この映画、原作はエリザベス・テイラーさん(同姓同名)です。

あまりにも話が面白いので、ぜひ小説も読みたいと思いました。


この嫌われ者のとんでもヒロインいいですねー。

オゾン作品なのにあんまりオゾンっぽさはありませんが

彼もこのヒロインが気に入ってぜひ映画化したいと思ったのだとか。

納得です!!



♪夢を追いかける~ならたやすく泣いちゃだ~めさ♪星みっつ!(★★★)
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comment

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はじめまして

アルパカさんの独自の映画評に目を丸くしました。

一度観た映画を忘れないように残しておかないと映画評って難しいですね。

邦画専門で映画評していたんですが、つくづくそう思います。

これからも参考にさせてもらいます。

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ヨヨンさまはじめまして!!

わああ~コメントありがとうございます!嬉しいです!ヨヨンさまのブログ見させていただいたのですが、採点表とかがあって素晴らしいですね!私のほうこそ今後は足繁く見に行かせていただきます~♪♪邦画専門なのですねー。私は雑食なのでとにかくなんでも観ています~。映画評ってほんと、自分で書いてみるとどんだけ難しいかわかりますよね。。毎回書いたあとはうまく書けなかったことに結構凹んでいます(涙)そんなブログですがよかったらぜひまた観にきてくださいねー♪

わぁ~い

コメントありがとうございましたぁヾ(^∀^)/

まだ立ち上げたばかりなもんで、コメント頂けると凄くうれしいです(*≧▽≦*)

そうなんですよぉ。映画評ってやってみると以外に

「何て書こう」「どうやって伝えようか、まとめようか」って考えて難しいでありんす(*'0'*)

だから皆さんのブログを参考させて頂いているアルネ(。-`ω´-)

アルパカキューピーさん(あっちゃんでいい?)のブログも足を何度も運ばせて頂くので、その時はヨロシク頼むでござる(・`Д・)

あと、サン付けじゃなくてもイイですよぉ。

ヨヨちんでもヨヨっぺでも好きな風に≧(´▽`)≦

ヨヨンのブログリンクに加えてイイですか?(・ε・)

拍手ポチッと

おぉっ!

あっちゃん!!!(衝撃)そう呼ばれるとは思わなかったのですごくびっくり!!でももちろんOKです~♪ブログリンクもよろしくどぞおねがいしますー^^
そうそう、私もみなさんどうやって書いてるのかなーってよくお邪魔して見に行ったりしますよ~。でまたみんな上手なんですよねー文章とか!勉強になりますわ~。
「ヨヨンさま」ってなんか韓流の人みたいでちょっと気に入ってたんだけど、じゃあヨヨちゃんって呼ばせてもらおっかなー☆よろしくねーヨヨちゃん♪
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