ハイ・フィデリティ を観ました。

2000年のアメリカ映画。
原作はニック・ホーンビーの小説。
スティーブン・フリアーズ監督作品です。
~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~
30代のロブは中古レコード店の経営者。
同棲中の恋人のローラは弁護士で、性格も良くて美人だが
突然別れを告げて家を出て行ってしまう。
自分のどこが悪かったのかわからないロブは、過去の辛い失恋
トップ5をリストアップして理由を探るが。。
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キャストは
中古レコード店の経営者ロブに、
ジョン・キューザック。 ロブと同棲していた弁護士の恋人ローラに、
イーベン・ヤイレ。 ロブのレコード店の店員ディックに、
トッド・ルイーゾ。 ロブのレコード店の店員バリーに、
ジャック・ブラック。 シンガーのマリー・ド・サレに、
リサ・ボネット。 ロブの元カノチャーリーに、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ。ロブの元カノサラに、
リリ・テイラー。 ローラの新恋人イアンに、
ティム・ロビンス。 ローラの親友リズに、
ジョーン・キューザック。
カメオ出演で
ブルース・スプリングスティーン(本人役)とっても変わった映画です☆
主人公が音楽オタクの恋愛オンチで
とってもダメな人なのですが
映画の冒頭でいきなり同棲中の彼女にフラれ
カメラ目線で
「僕の辛かった失恋トップ5を教えよう!」とか言い出します。
そして、トップ5を回想したあげく
雨の中家を出て行く彼女に向かって
「ローラ、君なんてトップ5どころか
トップ10にも入れないんだからなー!!!」 などと叫びます。
ものすごい負け犬の遠吠えっぷり。。
そんなダメな人が主人公の映画で、前にも一度観たのですが
この映画の雰囲気が好きでもう一度観ました☆
原作の舞台であるロンドンをシカゴに変えて
主演のジョン・キューザックが
製作、脚本、音楽監修を手掛けて映画化!思い入れもたっぷりですが、彼って
こういう
ダメな人の役がハマりますねー。
そしてそして!
主人公のロブの中古レコード店で働く店員の二人がまた
音楽オタクのダメなひとたちで素敵です。
左から ↑ ディック ↑ ロブ ↑ バリー
ディックは、気弱でまじめで優しいけど
口ベタで言いたい事を簡潔に言えないタイプ。
ローラと別れて傷心のロブを
なぐさめたいのか何なのか
同じ事をぐるぐる何度も言ってロブの
イライラメーターをじわじわ上昇させます。 もう一人のバリーはディックとは対照的に
口から生まれてきたようなタイプ。
根拠のない自信と尊大な態度で
一切空気を読まずこれまたロブの
イライラメーターを一気に上げていきます。バリーを演じるのはJBこと
ジャック・ブラック!!いつも同じような役だけど大好きなんですよね~♪♪
この映画でも、
憎めないバリー役を好演!!店員もこうだけど店長のロブだって
かなりの音楽オタクで変わり者。
この映画、
音楽好きにはたまらないような
音楽ネタがたくさん出てきます。
(私はよく知らなかったけど)
きっと、知ってる人が観たら
「ニヤリ」って感じなんだと思います。
そんな楽しみ方もあり。
私のようにただ
「ダメな人の恋愛のお話」として
楽しむのもありです。
ローラからフラれた理由がわからないと
過去の失恋トップ5持ち出すロブですが
その理由はわりと明白。
結婚もせずにダラダラと同棲して
かわいい女の子を見るとフラフラ浮気。
あげくに弁護士で高給取りのローラから借金。ダメだこりゃ。。いつあいそを尽かされてもおかしくありません。
そんな自分を棚上げしてジメジメと落ち込むロブ。
ストーカーのようにローラを付け回します。
ローラの代わりに怒り心頭の親友のリズが
「どうしてそんなにローラに執着するのよ!」と、言ったことで
そういえばどうしてだろ?と自分でも不思議に思うロブ。
これで結構モテる(!)ロブは
失恋してもまたすぐ次の彼女が出来て
そしてまたあいそを尽かされて終わり。
そんな
悪循環の恋愛スパイラルに陥っていたのでした。
でも
今回はちょっと違う。。そう思い始めたときから
スパイラルから抜け出せたのかもしれませんね。
過去の
「あきらかに格が違う」元カノ・チャーリー役で
キャサリン・ゼタ=ジョーンズが出てます。
美しさも頭の良さもまったく自分と釣り合わなかった、、と
自分で認めるロブですが
再会して
ますます美しさに磨きのかかった彼女を見ても
全然心を動かされないどころか
俗物に見えてしまうところがよかったです。
ちょっと大人になったんだねー。
そして
笑顔の素敵なローラ!
演じるイーベン・ヤイレ嬢はデンマークの女優さんらしいです。
めちゃくちゃキュートなんだけど
その前髪はどうしましたか。。この頃流行ってたのかなー?
髪型がちょっと気になるけど可愛いです!
ロブが
ローラの好きなところトップ5を
語るところが大好きです。
どんなに激しい情熱をもって恋愛が始まっても
時が経てばその存在は空気みたいになっていくけれど
空気が大切なもの!と感じるか
そこにあって当たり前のものと感じるか
それによって恋愛のたどる道は
違ってくるのかもしれませんね☆
この映画の締めくくりは
とびきりハッピーです。
なんたってJBの熱唱!!

歌ウマッッ!!!!JBの歌声にホレボレ♪星みっつ!(★★★)
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