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完全なる報復 2011/02/05

完全なる報復 を観ました。

2009年のアメリカ映画。(日本公開は2011年)

F・ゲイリー・グレイ監督作品です。

lowabiding

~~~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~~~

ある日突然、暴漢に家を襲われて目の前で妻と幼い娘を惨殺されたクライド。

やがて犯人の二人組ダービーとエイムスは捕まったが

担当検事のニックが主犯のダービーと司法取引をして
 
エイムスは死刑になりダービーは減刑されてしまった。

納得のいかないクライド。

10年後のエイムスの死刑の日。無痛のはずが何者かによって入れられた

毒物のせいでエイムスは壮絶な最後を迎え、その直後に先に出所していた

主犯のダービーもバラバラ死体となって見つかる。

すぐに容疑者としてあがったクライドだが、不思議な事に逃げもせず

抵抗もせずにおとなしく逮捕されてしまう。

実は彼の壮大な復讐劇はまだほんの始まりにすぎなかった。

彼が逮捕された後も、当時の関係者とその周りの人々が次々と死んでいく。

彼には共犯者がいるのか?

果たしてニックは彼を止められるのか??

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ポスターに書いてある通り

検事として、法を守る男 ニック役にジェイミー・フォックス。

復讐のため、法を破る男 クライド役にジェラルド・バトラー。

この二人が主人公です。


この映画のすごいところは

容易に主人公に感情移入させてくれないところ。


冒頭、あまりにもむごい目に遭ったのに

主犯のダービーと司法取引をした
とニックに言われ

なすすべもなくただ泣き崩れるクライド。


「300<スリーハンドレッド>」では無敵だったジェラルド・バトラーが

この映画では無力なフツーのオジサンなのかと

やりきれない思いでいっぱいになります。


しかも主犯のダービーの憎たらしいこと!!!

犯行の時も裁判の時も口癖のように

CAN'T FIGHT FATE. 運命には逆らえないだろ

などと言い、司法取引で罪が軽減されると

「サンキューニック!司法取引ってサイコーだな

などと抜かします。


キーーー!!こいつだけは許せん!!

クライドの復讐大賛成!!!

観ている人達の感情移入メーターが

思いっきり
クライドに振り切れます。


ところが10年後のエイムスの死刑のあと

繰り広げられるクライドの復讐劇が

あまりにも凄惨を極めているのです。


たぶん人が考えうる最も苦痛で最も残酷な方法で

主犯のダービーをじわじわと死に至らしめます。

それはもう、

素直に死刑になってた方がどんだけマシか!!!

という内容です。


このあまりに残酷なシーンで

クライド側に振り切っていたメーターの針が

思わずシュルシュル~と後ずさりします。


そこにはもう10年前に妻子を殺され、

法に裏切られて泣き寝入りしていた男の顔はありません。

実は、彼には善良な市民の顔とは別に

もうひとつの顔があったのでした。

それは話が進むにつれて徐々に明らかになっています。


もし彼が見かけ通りのフツーのオジサンだったなら

10年後には事件からある程度立ち直って

普通の暮らしをしていたかもしれません。


あるいは、たったの3年で出所した主犯のダービーを

待ち伏せして銃を使って

一瞬で復讐を終わらせていたかもしれません。


でもそうではなかったため、10年を経てからの

彼の壮大な復讐劇が始まるのです。


その復讐の矛先は犯人のみならず

「この国の穴だらけの法律」
に向かっていました。
 

ダービーを殺害したクライドはおとなしく刑務所に入りますが

依然として当時の関係者の殺戮は続きます。

共犯者探しにやっきになるニック達。
 

ある時は関係者以外のまったく無実の人達も

犠牲になってしまいますが

クライドは目的のためには手段を選びません。


完全に被害者から加害者へシフトしてしまったクライドに

感情移入メーターの針はどんどん元に戻って

「法を守る男」ニックの方へ傾いていきます。


ニックは有罪率96%を誇る有能な検事です。

10年前のクライドの事件の時も

証拠不十分で犯人二人が無罪になるよりも

司法取引で一人でも死刑になる方がいい、

判断したのでした。


でもその判断は本当に正しかった?


なんだか有罪率96%を崩したくないっていうのも

見え隠れするし、何よりダービーに

「司法取引ってサイコーだな!」
と言われた時

誰よりも嫌悪感を感じていたはずです。

なのに自分は間違ってない!と言い切るニック。


そんなわけで感情移入メーターはどっちにも振り切れず

行き場のない感情がウロウロします。


安易にどちらかに肩入れさせないようにする

監督の意図が窺えます。

どうしてこんなことになったのか、

何が正しい事なのか、見ている人の判断に委ねられるのです。


とってもせつないお話でした。


「血を流さなきゃ誰も学ばない」というクライドの考え方は

果たしてそこまでする必要があったのかは疑問ですが

彼はそう信じてやり抜いたんだと思います。


法律のことはよくわからないけど

司法取引ってなんじゃー!!

そんなのいらないじゃん!!!って憤りを感じました。


なんか見終わった後いろいろ考えて

ドヨヨ~ンとしてしまったので

明日はラブコメを観ようと思います。



ジェラルド・バトラーの腹筋は相変わらずスゴイ!星みっつ!(★★★)
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