スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あしたのパスタはアルデンテ 2011/9/24

あしたのパスタはアルデンテ を観ました。

minevaganti

2010年のイタリア映画。

フェルザン・オズペテク監督作品です。


~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


南イタリアの美しい町レッツェで老舗のパスタ会社を経営する

名門一家のカントーネ家。経営を任されていた長男アントニオに加えて

次男のトンマーゾと友人の娘アルバが共同経営者に加わることになった。

家族全員が揃った場でトンマーゾは実はゲイだということを告白する

つもりでいたのがだ、その前に兄のアントニオがゲイだと告白してしまい

怒り狂った父親はアントニオを勘当。トンマーゾは何も言えず

そのままパスタ会社の経営も任されてしまう事に…。
 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは


ゲイであるトンマーゾに、リッカルド・スカマルチョ。
 
兄のアントニオに、アレッサンドロ・プレツィオージ 。
 
共同経営者のアルバに、ニコール・グリマウド。
 
頑固で保守的な父親に、エンニオ・ファンタスキーニ。
 

気丈な母親に、ルネッタ・サヴィーノ。

トンマーゾの叔母のルチアーナに、エレナ・ソフィア・リッチ。
 
おばあちゃんに、イラリア・オッキーニ。


などなど。


あらすじを見てわかるように

名門一家の息子がゲイだとカミングアウトして

騒動になるというイタリアンコメディです。


もう、ほんっとにおかしくて

久しぶりに映画館でゲラゲラ笑っちゃいました!


ただこの映画、コメディと呼ぶには

とても繊細で素敵な物語でもあるのです。


主人公はもちろんカミングアウトした(かったけどできなかった)

トンマーゾなのですが、実は影の主人公がもう一人います。

minevaganti11

↑ トンマーゾ


その人の物語である最初と最後に出て来る映像が

とっても美しいです!!



イタリアの美しい田園風景の中

ウェディングドレス姿で走り抜ける若い女性。

走って走ってたどり着いた石造りの建物。

中にいるのはハンサムな青年です。

minevaganti1



時代は現代に戻り、回想していたのが

カントーネ家のおばあちゃんであることがわかります。

minevaganti10

↑ おばあちゃん。



それにしても邦題の「あしたのパスタはアルデンテ」って

もうちょっとどーにかならなかったのかな??
って思います。


原題は「Mine Vaganti」

イタリア語で「浮遊する爆弾」=「危険人物」という意味らしいです。


確かにこのタイトルでは意味がよくわからないですが、

映画の中でカントーネ家のお母さんが

おばあちゃんのことを「歩く爆弾」と呼ぶところがあります。


そう、おばあちゃんのことを意味したタイトルなのですね。



ちょっと保守的で世間体を気にし過ぎの父親と母親。

若い時に結婚に失敗してしまってアル中気味のルチアーノ叔母さん。

その息子達であるアントニオとトンマーゾ。

長女夫婦とその娘達。

二人のお手伝いさん。


カントーネ家のすべてを優しく見守り

時にアドバイスしてくれるおばあちゃん。

とっても素敵な存在です。



ことの始まり。

ローマから戻ったトンマーゾ

まずは仲のいい兄のアントニオ

共同経営者になるつもりがないことを話します。

minevaganti9

↑ 兄:アントニオ        ↑ 弟:トンマーゾ


実は家族に隠してた秘密が三つあり、

一つはローマの大学で経営学ではなく文学を学んでいたこと。

一つは小説家になりたいこと。

そして最後の一つはゲイであること…。


保守的な父親が聞いたらきっと激怒すると踏んで

勘当される覚悟で話すつもりだと

トンマーゾは兄に話します。



兄は黙って聞いてくれて理解してくれたと思ったのに

当日トンマーゾが話そうとすると

「ちょっと待ってくれ」となぜかカットイン。


なんと「自分はゲイである」と話し始めたのです!!!


minevaganti6

↑「えええーーっ!!???」
 

その場にいた人達はみんな凍り付きます。

もちろんトンマーゾが一番

寝耳に水でハトが豆鉄砲状態です。


「お前なんか勘当だー!!!」

誰もが予測出来た事態でした。

父親は怒り狂った後に心臓発作まで起こしてしまいます。


いよいよゲイであることを言えなくなってしまったトンマーゾ。


もう一人の共同経営者であるアルバは

モデルみたいな美女だけど

信じられないほど荒い運転をして

ちょっと性格に難あり。。


minevaganti2

                  ↑ アルバさん、いつか事故りますよ!

でもトンマーゾの秘密を知って良き理解者となってくれます。


友情のような愛情のような二人の微妙な距離も

なんだかせつない…。



アントニオのカミングアウト以来

父親はトンマーゾにベッタリです。

minevaganti3

↑ 父「いや~お前がいてくれて本当によかったよトンマーゾ!」



仕方なく慣れないパスタ会社の経営をがんばる

トンマーゾでしたが、そんな彼におばあちゃんは

「人の言いなりの人生なんてつまらないものよ」

とアドバイスします。


そんなある日、ローマに置いて来たトンマーゾの

恋人マルコが何と友達と一緒に

カントーネ家に来てしまったのです!!

minevaganti8

↑↑ もちろん友達はみんなゲイ!


そうと知らないカントーネ家は全員で大歓迎。

minevaganti4

↑↑ 全員で歓迎するカントーネ家。


友達がトンマーゾの家族に

自分達がゲイだとバレないようにするところは

もう大爆笑です!


シャワーを浴びながらクネクネ歌ってる友達に
 
「ちょっと!その歌やめなさいよ!ゲイっぽいわよ!」

と注意する他の友達。


かわりに「メモリー」を歌い出すと

なぜかカントーネ家のお手伝いさんも一緒に歌い出すのですが

これがプロ級のすっばらしい歌声…!


思わずゲイのみなさんも

「あの子何者!?」と顔を見合わせます。
 

お手伝いさんの意外な特技にゲラゲラ笑っちゃいました。

minevaganti7



オネエのみなさんって陽気ですよね。

イタリア人だから特にそうなのかもしれないけど

彼らも歌って踊って本当に楽しそう。


minevaganti5



そして女性が強い!!
 

カントーネ家のお母さんが

アントニオのことで知り合いのご婦人にイヤミを言われた時

わざわざ戻って来てイヤミの応酬をしたときは

何かスカッとしました!


とっても楽しい映画ですが

最後はちょっと悲しいんだけど胸が暖かくなるという

不思議な終わり方をします。


やっぱり主人公はおばあちゃんだったんだな、と

思う瞬間です。

minevaganti12

               ↑おばあちゃん、若い頃はマドンナに似てましたね。


映画の中や最後に流れるパンチのきいた

イタリア歌謡も聞いててすごく心地よく。


でも終わってみるとパスタ会社の話なのに

パスタ食べるシーンが一度もなかったな、と思ったり。。


とにかくとってもイタリアらしい陽気で素敵な話でした☆☆☆
スポンサーサイト

未来を生きる君たちへ 2011/09/10

未来を生きる君たちへ を観ました。

havnen

2010年の デンマーク=スウェーデン映画。

スサンネ・ビア監督作品です。

第83回アカデミー賞外国語映画賞を受賞してます。


~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


デンマークに住んでいる医師のアントンは、赴任先のアフリカで

言いようのない暴力の被害者に心を痛めていた。

一方、アントンの息子のエリアスは学校でいじめを受けていた。

そこへ母親を癌で亡くした少年クリスチャンが転校して来て

エリアスのいじめに遭遇し、いじめた少年を殴り倒してしまう。

母親を亡くしたことで心に闇を持つ少年クリスチャンと、

父親不在でいじめに遭い孤独だったエリアスは意気投合するが

エリアスの父アントンは暴力は無意味だと二人に諭すのだった。

そんな時赴任先アフリカで地元の悪党“ビッグマン”が足を負傷して

アントンの元へやってくる。周囲に反対されながらも彼を治療する

アントンだったが。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは
 

医師アントンに、ミカエル・バーシュブラント。
 
別居中の妻マリアンに、トリーネ・ディアホルム。
 
いじめを受けているアントンの息子エリアスに、マークス・リーゴード。
 
母を亡くした少年クリスチャンに、ヴィリアム・ユンク・ニールセン。

クリスチャンの父親クラウスに、ウルリク・トムセン。

などなど。



原題は、HÆVNEN

デンマーク語で復讐です。

英語のタイトルは In a better world(より良い世界で)

そして日本語のタイトルが 未来を生きる君たちへ




どれも意味はあってる気がします。

デンマーク語のタイトルはそのまんまですけど。


そう、これは復讐の話なのです。


医師アントンの息子のエリアスは

学校でいわれのないイジメを受けています。
 

お父さんがスウェーデン人だから。

前歯を矯正中だから。



アントンはアフリカで働いてて不在がちだし

デンマークに帰って来ても

母親のマリアンとは別居中なのです。

havnen3

↑ エリアス                 ↑ 母親のマリアン


大好きな父親といつも一緒にいられなくて寂しいエリアス。

せめて父親と母親が仲直りしてくれたらいいのに、と

願っています。
 

havnen4

↑ アントン             ↑ マリアン


一方、母親を病気で亡くしてから

父親を逆恨みして心を開こうとせず

暗い瞳の少年クリスチャン。

havnen2

↑ 父親クラウス           ↑ クリスチャン



転校先でいじめを受けているエリアスを見て

ふつふつと黒い思いをたぎらせます。


そしてある日、

いじめっ子がまたエリアスをいじめようとしてるのを見て

クリスチャンは背後から自転車の空気入れで乱打。

そのうえナイフを取り出して突きつけたりしたのです。


クリスチャンの殺意に恐れをなしたいじめっ子は

しょせん子供。

それ以来エリアスをいじめることはなくなりました。


暴力が勝利する瞬間。


「暴力は何も解決しない!」

とクリスチャンの父は言うけれど

抵抗しなければもっと殴られたしいじめは続いてた…


クリスチャンとエリアスは

自分たちの正しさに自信を持ってしまいます。


仲良くなった二人は

デンマークに帰って来てたアントンと

弟のモルテンと一緒に港へ出かけました。

havnen6

↑ アントンと息子二人 + クリスチャン


ちょっと目を離した隙に弟のモルテンが

よその子とケンカ。

止めに入ったアントンを何とそのよその子の父親が

理由も聞かずいきなり殴りつけたのです。

havnen7

↑ いきなり殴って来たオヤジ
 

言い争っても仕方ないので

その場を立ち去って難を逃れるアントン。


それを見ていたエリアスとクリスチャンは

やり返すべきだ!とアントンに迫ります。


本当はムカッときてるアントン。

でもここで暴力ふるったら相手と同じレベルに

落ちちゃいます。

ここは教育のためにもお手本を見せないと!

ということで、再度暴力オヤジを訪ね

なんと再度殴られます。


そして「ほら見てごらん。全然痛くないんだよ

あいつは最低で殴るしか能のないバカなんだ。」

と子供達に笑ってみせたのです。


小さな弟のモルテンは素直に納得したけれど

到底納得出来ないエリアスとクリスチャン。


殴られて痛くないなんてウソだ!

あいつがバカだっていうなら

本人にバカだって思い知らせてやらなきゃダメだ!!
 


やがて二人の思惑は危険は行動へと変わり

もはや後戻りできないところまで行ってしまいます。


子供達の考え方と行動は純粋さから来てるだけに

もう見てるこっちがお腹痛くなってしまいます。

havnen5

      ↑ エリアス    ↑ クリスチャン

クリスチャン役のヴィリアム君が

暗くて繊細な雰囲気でとっても良かったです!


いじめられっ子のエリアスも

前歯が出てるから「ネズミ顔」なんていじめられてたけど

ちょっとカイル・マクラクランに似てていい顔。


子供の世界って残酷ですよね。

いじめとかえげつなかったりするし、逃げ場もないし。

そんな彼らが暴力で問題を解決できてしまったとき

こうするべきなんだ!と思い込んでしまうのも

無理のない流れだったのかもしれません…。


一方、アフリカで医師として働くアントンは

この国の無秩序で暴力が支配する現実を

目の当たりにしています。

havnen1

誰もが知っている大悪党である“ビッグマン”が

足を負傷してキャンプに来た時

彼を治療したのは医師である本能からだったと思います。


怒りのあまり暴力をふるうのは

愚かなことだとわかっていても

後半彼のとる行動はとても感情的です。


何が正しいことなのか?

本当に復讐はいけないことなのか?



暴力と復讐と。

とっても重いテーマだけど

最後まで観てると希望もあります。
 

家族で支え合うこと。

誰かを大切に思うこと。

その気持ちがあればきっとより良い世界を築くことができる…。




havnen8


余談だけど、デンマークのシーンで

アントンが一人だけスウェーデン語で話してるのが

すごく気になりました!

他の人はみんなデンマーク語なのに。


これって日本に来てもかたくなに英語で話す

外人さんみたいなもの??


たぶん北欧同士なので言葉は似てて大体通じてるみたいだけど

暴力オヤジがアントンの話の途中で

「スウェーデン野郎が何言ってるかわからねーよ」

って言ってたし。


妙なところで面白いなーと思いながら観てました。

ちなみにこのアントンを演じたミカエル・バーシュブラントさんは

スウェーデンの有名な俳優さんらしいです☆☆☆





キッズ・オールライト 2011/06/04

キッズ・オールライト を観ました。

kidsallright

2010年のアメリカ映画。

リサ・チョロデンコ監督作品です。


~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


ロサンゼルスに住む4人家族。娘と息子と母親二人。

実は母親のニックとジュールスは同性カップルで、同じ精子提供者から

それぞれ子供を産んでいたのだった。長女のジョニが大学に進学して

家を出ることになった夏、長男のレイザーはどうしても「生物学上の父親」

に会いたいと言い出し、子供達は母親達に内緒でその男性ポールと

連絡をとり始める。だがほどなく母親達にバレて、家に呼ぶことになり

ポールと家族ぐるみの不思議な交流が始まったのだが。。
 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは


母親ニックに、アネット・ベニング。
 
母親ジュールスに、ジュリアン・ムーア。
 
ニックの娘ジョニに、ミア・ワシコウスカ。

ジュールスの息子レイザーに、ジョシュ・ハッチャーソン。
 
ジョニとレイザーの父親ポールに、マーク・ラファロ。


などなど。


えーと、ちょっとややこしいのでおさらいします。

母親のニックとジュールスは同性カップルです。

kidsallright1

↑ 左:ニック         ↑ 右:ジュールス


ニックは医師で、一家の大黒柱的存在。

演じるアネット・ベニングはなんかたくましくて

お父さんの貫禄充分です!!


ジュールスは家事を担当して一家の主婦的役割ですが

本当はガーデンコーディネーターの仕事がやりたくて

家にいることがちょっぴり不満。。
 

子供達も大きくなったことだし

仕事を再開しようと奮闘していますが、

ニックはあまり協力的ではありません…。



そしてニックの娘のジョニ

ジュールスの息子のレイザー。

ニックとジュールスは結婚していて

この4人はれっきとした家族なのです。
 

kidsallright2

↑ 左:ジョニ        ↑ 右:レイザー


ジョニは医師のお母さんのニックに似て成績優秀。

演じるのは「アリス・イン・ワンダーランド」

ミア・ワシコウスカ。かわいい!


レイザーはスポーツ万能でちょっとナイーブ。

お母さんのジュールスは楽天家なので

そこはあまり似なかったようです。
 

この家族で唯一の男性ということもあってか

「生物学上の父親」
に会いたがります。
 

お母さん達が悲しむからいやよ!

と最初は反対する優等生のジョニでしたが

自分だってどんな人か興味がないわけがなく

ついに連絡をとることに。。
 

一方ポールの方はいまだに気ままな独身貴族。

オーガニックのレストランを経営して

自由に生きています。


kidsallright3

↑ ポール(マーク・ラファロ)


そんなところへいきなり

「娘」と「息子」から連絡がきたからびっくり!

kidsallright6

何のためらいもなく二人と会ったポールでしたが

これがまた二人ともいい子でかわいくて!


子供達をいっぺんで気に入り

彼もまた人生を見直すきっかけとなっていきます。


そして好奇心からとはいえ

子供達が父親と連絡をとったことを知って

動揺する母親達。


 
ついにポールを家に招待して(もちろんこれが初対面!)

家族ぐるみの付き合いが始まりますが

心中穏やかではありません。


kidsallright5

↑↑ 彼女達にとってポールは招かざる客??


この映画、設定がかなり風変わりなために

ものすごく変わった家族の話かと思うけど

実はごくごく普通の家族の話なんですよね。



ニックとジュールスの夫婦愛や

長年連れ添ってるからこそ出てくる問題や

外に働きに出たい!と思う主婦の気持ちや

思春期の子供達の「子供扱いしないで!」って主張などなど。


ごく普通の家庭で繰り広げられる

よくある問題です。


他の家庭とちょっと違うのは

両親がどちらも女性であること。

kidsallright7



そこへ現れた二人の母親とはまったく違うタイプの

いかにも男性!!って感じのポール。


子供達は彼に惹かれていきますが

彼の存在はよくも悪くも

この家族それぞれに多大な影響を与えていきます。


けれど実はこの家族がポールに与えた影響の方が

ずっと大きかったりします。
 

そしてうまくいくかのように思えた

ポールとこの家族の関係は

ある出来事のせいでぶち壊しになるのです。。。


誰もがそれぞれ傷ついて

家族もバラバラになるのですが


でも大丈夫。

家族はどんなに壊れても家族だから。



明るい太陽の下の陽気な家族のお話。


食事のシーンが多くて

大人達はしょちゅうワインを飲んでて

観てて無性にワインが飲みたくなりました。

kidsallright8


長女のジョニが大学に進学するために家を出て

寮に入るシーンは、なんかすごく

「あ~私もそうだったな~」


懐かしく思いながら観ました。


厄介でうるさくてめんどくさいけど

離れると急に心細くなる気持ち。


同時にどんなに離れてもつながってる安心感。
 


キッズ・オールライトだし

ファミリー・オールライト
なお話です☆☆☆

トウキョウソナタ 2011/01/27

トウキョウソナタ を観ました。

tokyosonata

2008年の日本・オランダ・香港の合作映画。

黒沢清
監督作品です。


~~~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~~~


東京の線路沿いの家で暮らす、ごく平凡な家庭の佐々木家。

健康器具メーカーに勤める父親と、専業主婦の母親と、大学生の長男と

小学生の次男の4人家族です。

ある日突然父親がリストラされてしまいますが、家族の手前言い出せずに

一人で悩む父親。

バイトばかりしたあげくにアメリカの軍隊に入ると言い出す長男。

父親に反対されて内緒でピアノを習う次男。

そんなバラバラの家族にある日、ある事件が起こります。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは

父親、佐々木竜平役に香川照之。
 
母親、恵役に小泉今日子。
 
長男、貴役に小柳友。
 
次男、健二役に井之脇海。
 
次男のピアノの先生役に井川遥。
 
次男の担任の先生役に児嶋一哉(アンジャッシュ)。
 
父親、竜平の昔からの友達、黒須役に津田寛治。
 
そして後半突然でてくる役所広司。(なんの役かは内緒☆)


いや~キョンキョンが大学生の息子がいる母親役

っていうのもびっくりですけど

これが全然違和感ない。


地味~な服にいつもちょっと疲れた表情。

健二君のお母さんってきっと

昔はかわいかったんだろうね~

ってご近所でたまに言われそうなタイプです。


サラリーマンの夫と二人の子供達とマイホーム。

不幸な要素は何もなく過ごしているはずなのに

何かが欠けてて満ち足りない。

なんで自分が寂しいのかもわからない。


そんなせつない主婦心を見事に演じています。

キョンキョン、いい女優さんですねー。


そしてミスター芸達者の香川照之さん☆

いきなりリストラされるお父さんの役ですが

この佐々木家、昔ながらの

「お父さんの言う通りにしなさい」って

お母さんが言うような家族なのです。


家族で食事するシーンが象徴的で

お父さんが「ビールもらおうかな」と言ってビールを一口。

その間、家族はみんな「マテ」状態。

「はぁ~うまい」ともう一口。

家族は依然として「マテ」状態。

「じゃ、いただきます」とお父さんが言って初めて

みんな食卓に手を伸ばし、ご飯を食べ始めます。


父親に必要なのは「威厳」だと固く信じているお父さん。

子供には絶対服従を求めて、逆らったら手も出します。


そんなお父さんが家族に

リストラされたなんて言えるわけもない。


でも、言うべきですよね~。

せめて奥さんのキョンキョンには話すべきだった!

そうしなかったがためにどんどんドツボにはまっていくのです。


毎朝「今日は遅くなる」とか言って出かけては

配給のご飯をもらって図書館で時間をつぶして。

たまに行った面接では自分よりうんと年下の面接官からバカにされて。

何かもう観ててお腹痛くなりました。

お父さんって本当に大変。。


そして佐々木家の子供達。

妙~に長身でイケメンの長男と

ピアノの先生に一目惚れ、という

ちょっと不純な動機でピアノを習い始める次男。


自分がリストラされたという秘密を抱えて不安なせいか

前以上に子供達を服従させようとする父親と

ことごとくぶつかってしまいます。


そう、これは

ボタンを掛け違えちゃった家族のお話。


ひとつ掛け違えるとどんどんズレていってしまう。

そして迎えるクライマックスは

なぜか出てくる役所広司。


父親、母親、次男それぞれが

もうこれ以上悪くはならないだろうってくらい

最悪の状況になります。
 

みんながみんなやらかします!
 
すごい一家です!!おそるべし佐々木家!!


その後どうなるかは、ここには書きませんが

ラストはとても静謐で素敵です。
 

どんなにボタンを掛け違えたって

家族なんだからどんな形でもやり直せる。

そんな風に思えました。


キョンキョン母さんの作るドーナツが食べたい!星みっつ!(★★★)
03 | 2017/04 | 05
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
プロフィール

alpacakewpie

Author:alpacakewpie
アルパカキューピーのブログへ
ようこそ♪♪♪

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。