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ブラック・スワン 2011/06/05

ブラック・スワン を観ました。

blackswan

2010年のアメリカ映画。

ダーレン・アロノフスキー監督作品です。


主演のナタリー・ポートマンが

アカデミー賞(主演女優賞)を受賞してます!


~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、

元バレリーナの母親のもと、人生の全てをバレエに捧げていた。

そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。

だがこの難役は、優等生タイプのニナにとってかなり困難なもの。

彼女は純真で優雅な白鳥はこなせても邪悪で官能的な黒鳥をうまく

踊れないのだった。

そんな時まさに黒鳥のイメージにピッタリの奔放な新人バレリーナ、

リリーが現れて更にニナを精神的に追いつめることになる。

やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、

現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていく……。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは


主演の優等生のバレリーナ ニナに、ナタリー・ポートマン。

バレエ団の監督のトマス・ルロワに、ヴァンサン・カッセル。

新人の奔放なバレリーナ リリーに、ミラ・クニス。
 
ニナにべったりの母親エリカに、バーバラ・ハーシー。

前プリマのベスに、ウィノナ・ライダー。


などなど。


いやー。。この映画がサイコスリラーだということは知ってましたが

ここまで怖いとは。


怖い、というか痛いです。本当に!!

精神的にもそうだけど身体的にも痛いシーンいっぱい出てくるので

そういうのが苦手な人にはちょっとキツイかも!


私も観てて何度も「ギャー!」と叫びそうになりました。

痛いの苦手。。(涙目)


ナタリー・ポートマンはこの映画のために

一年間もトレーニングを積んだだけあって

見事なバレリーナ体型になってます。

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↑↑ ナタリー・ポートマン演じるニナ。


それにしてもバレエって誰が考えたんだろう?

あのつま先立ちで踊る姿。

すごく優雅だけどあの一点に全体重をかけて跳んだり回ったり。

訓練してるとはいえ相当痛いはずですよね。


バレリーナに限らず、アスリートの方々は

いろんなものを犠牲にして練習してると思います。

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同じ年頃の子達がオシャレやスイーツや恋愛なんかに

夢中になってる時にわきめもふらずに練習する毎日。


きっとこの映画のニナもそんな青春時代を

過ごしたことと思います。


白鳥の湖のヒロイン役を獲得してみたものの

完璧で正確で美しいけれど魅力がない

と言われてしまうニナ。


すべてを犠牲にして練習に打ち込んで来て

完璧なステップを踏めるのに魅力がないと言われる。

すごく皮肉なことです。
 

でもそれが芸術なんだからしょうがない。

前プリマのベスは完璧で、

しかも予測不能な破壊的な踊りができる

天性のバレリーナでした。

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↑↑ なんとベスを演じてるのはおひさしぶりのウィノナ・ライダーです。

かつてはちょっとナタリー・ポートマンと

似た感じの美少女でしたが、今でもキレイ!


バレエ団の監督であるルロワに役を降ろされてしまいますが

それでも彼女の存在はニナを圧倒します。


そして存在自体が黒鳥のイメージにぴったりなリリー。

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↑↑ ミラ・クニス演じるリリー。


背中にタトゥーまで入れて

バレリーナというよりはダンサーっぽいです。

生き方も奔放で、何かを犠牲にしたり

我慢したりしてる様子は一切ナシ。
 

ニナがいつも白っぽいコートにマフラーなのに

リリーは黒っぽいコートとマフラー。



この辺も性格と同じように対照的で

白鳥と黒鳥のイメージにあってて面白いです。



自分にない官能的な表現力を持つリリーに

ニナは危機感を感じますが

リリーの方はあっけらかんとニナに近づいてきます。

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↑左:リリー   右:ニナ

この二人、まったく違う顔と雰囲気なのに

たまに似てる時があるのが不思議。。



そして忘れてはいけない、この映画の

怖い雰囲気の源はここ!
 

べったりの母子関係
です。

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↑↑元バレリーナの母親エリカ(バーバラ・ハーシー)

自分が果たせなかったプリマへの夢を娘に託し

自分の部屋には娘の絵がいっぱい。

娘が背中を自分でひっかいたと知ると、

すごい勢いでハサミでジャキジャキ娘の爪を切ります。


このシーン、予告でも出てきますが

怖くて正視できません!!!


不安定な人に刃物持たせちゃだめ~!!!

と思うのですが


本当に不安定なのは誰なのか。。。


よーく観てると実はこのお母さんが

特別怖い存在などではないことが

段々わかってきます。


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↑↑ 鏡の中にいるのは一体誰??


「君の道をふさぐものは君自身だ」



監督の言葉に導かれて役作りに没頭し

自分を失っていくニナ。

彼女が最後にたどりついた黒鳥の踊りとは。。。
 


本当に、真面目で気弱な優等生のニナを演じる

ナタリー・ポートマンがピッタリでした!


こういう性格の主人公が
 
役に取り憑かれて自分を追いつめていくところは

説得力あります。

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↑↑ 目の色変わってます!


壊れに壊れたあげくに

誰もが想像できるような

とんでもない悲劇が待っていますが

なぜかとても幸福感に包まれています。



悲しい話なのにすごい達成感。

ナタリー・ポートマンが美しかったです☆☆☆
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トゥルー・グリット 2011/04/19

トゥルー・グリット を観ました。

truegrit

2010年のアメリカ映画。

ジョエル&イーサン・コーエン監督作品です。


コーエン兄弟の本格西部劇ですねー!

1969年の西部劇映画『勇気ある追跡』

の原作小説の再映画化だそうです。


~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


牧場主の娘14歳のマティ・ロスは、父親を雇い人のチェイニーに

無惨に殺されて、復讐を誓っていた。
 
一人では到底無理なので“トゥルー・グリット(真の勇気)”

あると言われる大酒飲みでアイパッチをした連邦保安官コグバーンに

犯人追跡を依頼する。別の容疑でチェイニーを追ってきた

若きテキサス・レンジャーのラビーフも加わり、

三人で犯人のチェイニーを追跡する過酷な旅が始まる。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


タイトルのトゥルー・グリットというのは

真の勇者
という意味らしいです。


不思議なのは犯人探しの旅に

マティが連邦保安官を個人的に雇うこと!!


時代背景は1880年代。

罪人は公開縛り首になってます。


極悪人がいっぱいいるので

マティのお父さんの捜査までは手が回らないと

言われてしまうマティ。

「じゃあどの保安官が優秀なの?」

個人的に雇うことに決めるのです。


この時代ってそういう感じだったんですねー。



キャストは


敵討ちする少女マティ・ロスに、ヘイリー・スタインフェルド。

連邦保安官コグバーンに、ジェフ・ブリッジス。

テキサスレンジャーのラビーフに、マット・デイモン。
 
犯人トム・チェイニーに、ジョシュ・ブローリン。
 
チェイニーと行動する悪党ネッドに、バリー・ペッパー。



とにかく、この14歳の少女マティが魅力的!!

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↑↑ 左:連邦保安官コグバーン   右:マティ・ロス


賢くて勇気があって自分の考えをはっきり持ってて

14歳にして自分の道をきっぱりと決められる

なんともあっぱれな少女なのです!


馬や小麦の値段交渉や取引も上手!

子供だと思って油断してると

まんまと足下をすくわれてしまいます。


そんな彼女が雇ったのは

片目で大酒飲みだけどトゥルー・グリットと評判の

連邦保安官コグバーン。


もちろん孫ほどに歳が離れてるコグバーンは

彼女を相手にするわけもありません。


別件でチェイニーを追うテキサスレンジャーの

ラビーフと共に、彼女を置いて出かけてしまいます。

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↑↑ コグバーン    ↑↑ テキサスレンジャーのラビーフ


でも、コグバーンとラビーフもしょっちゅうケンカ。

いい歳した大人のおじさん同士の見栄っ張りなケンカは

低レベルすぎてちょっとタチ悪いです。


どうにか追いついたマティは

そんな二人の気まずいムードを払拭するために

「ねえねえ、オバケの話知ってる?」


と、キャンプの時に盛り上がった話題

場を和ませようとします。


そこらへんがいい感じにまだ子供で微笑ましい!


大酒飲みで破天荒なコグバーンとぶつかる

真面目なテキサスレンジャー ラビーフを演じてるのが

マット・デイモン
です!

truegrit1

↑↑ 髪型がいつもとイメージ違う!


このデコボコな三人、


 マティ=ガキ

 ラビーフ=田舎者

 コグバーン=アル中おやじ



と、最初は三者三様に反目し合っていたのが

旅を続けるにつれてお互いを認め

尊敬するようになっていくところが素敵です!


途中何度か危ない橋を渡りますが

残念ながら手がかりが途絶え

もうあきらめるしかないかと思った時

そのチャンスはやってきます。


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もちろん彼女は人一倍勇気も知恵もある

素晴らしい少女ですが

14歳の少女の復讐の旅は

そんなに甘くありません。



殺伐とした目的にもかかわらず
 
少し牧歌的にも思えるほどの道中でしたが

その旅の終わりはとても衝撃的でせつない。


ラスト近く、凍えるような夜空の下

疾走する馬のシーンは冴え冴えとしていて

悲しくも美しいです。



さまざまな痛みと大きな代償
を払うことになっても

彼女がその道を選んだことを

決して後悔していないところが潔いです。
 

毅然としている彼女の姿がとても印象的でした。


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ちょっとせつない14歳の少女の復讐劇。感動します!☆☆☆

エンジェル 2011/01/25

エンジェル を観ました。

angel

2007年製作のイギリス・ベルギー・フランス合作映画。

フランソワ・オゾン
監督作品です。


~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~

1900年代初頭の英国で田舎町に住むエンジェル・デヴェレルは

夢見がちな女の子でした。

町外れの大邸宅(その名もパラダイス・ハウス)を物陰から覗いては

そこに住んでいる自分を想像してうっとり。

実際には母一人子一人で、食料品店の二階に住んでいるのです。

彼女の妄想はどうにも止まらなくなって、自分を貴族の令嬢に見立てた

長編小説「レディ・イレニア」を書き上げて出版社に送りつけます。

それがある発行人の目に止まり、出版されることに!

彼女は一躍時代の寵児となり、ほしいままに富や名声を手に入れます。

妄想が現実となった今、彼女の勢いはとどまることを知らず

最愛の人にも巡り会い、順風満帆な人生のようでしたが。。。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


と、あらすじだけ見ると

よくある女の子のサクセスストーリーのようですが

これがまた一筋縄ではいかないヒロインなのです。


このエンジェル嬢を言葉で表すと

嘘つき、傲慢、見栄っ張り、空気読めない

と、とてもとても友達にはなりたくないワードがズラーリ!!


もちろん彼女に友達は一人もいません。


そんな娘のことが心配な母親。

たまたまパラダイス・ハウスで女中をしている姉の紹介で

「エンジェルもパラダイス・ハウスで女中として働いたらどうか」

と提案します。


あんなにあのお屋敷のことが好きなんだから

さぞかし喜ぶだろうと思ったら、

「お断りよ!誰かに仕えるなんて冗談じゃないわ」

と、鼻で笑いながら答えます。

女中をしている伯母さんの前で暴言です。


そう、彼女の妄想では自分には貴族の血が流れているため

誰かに仕えるなんてとんでもない話。

あくまで私はみんなにかしずかれる存在でなくては!!


そんなエンジェルの執念と妄想がいっぱい詰まった

「レディ・イレニア」という本。

なんとリサーチなしで想像だけで書き上げているために

シャンパンを栓抜きで開ける、とかおかしなところもあります。


やんわりと「シャンパンに栓抜きは使いませんから直しましょうか」

と提案する発行人に向かって

「私は単語ひとつ、コンマひとつ変えません。

それではごきげんよう」と、言い放ち立ち去るエンジェル。

間違った自信もここまでくると潔い!!


きっと考えるより先に言葉が出てしまう

ナチュラルボーン見栄っ張りな性格なのでしょうね~。

さすがに「これで私の作品が本になる夢も終わったか、、、」と

帰りの電車を待ちながら涙するエンジェルでしたが、

そこへなんと発行人が彼女を追いかけてきたのです!!


「危険を承知でこのまま出版しましょう」

という発行人に、泣いてたことなんか素振りも見せずに

「当然ね」という顔で答えるエンジェル。


無知で嘘つきで傲慢だけど、なんとも魅力的なヒロインです。


そんなヒロイン、エンジェルを演じたのはロモーラ・ガライ。

地味だけどなかなかの美貌の持ち主で、妄想の中に生きる

エンジェルという役を好演。

晩年の憑かれたような表情が鬼気迫ってました。


エンジェルが俗物だと知りながらも彼女の本が売れることを

察知して出版する発行人役にサム・ニール。

彼もまた、エンジェルの不思議な魅力に魅了された一人です。


その発行人の妻にシャーロット・ランプリング。

オゾン映画の常連さんですねー。

教養のある女性で、エンジェルの小説はとるにたらないと思っています。


それから成功したエンジェルとその小説を崇拝する

詩人のノラ・ハウ=ネヴィンソン役にルーシー・ラッセル。

彼女はエンジェルを崇拝するあまり彼女の個人秘書となって

一生彼女と生活を共にすることになります。


ノラの弟で、売れない画家のエスメ役にミヒャエル・ファスベンダー。

初めて会ったエンジェルが息を飲むほどの美男役ですが

……そこまで美男かなー?とちょっと疑問。

この役がジュード・ロウぐらいハンサムだったら

もうちょっと納得がいくんだけど。


まあとにかく一目あったその日からエンジェルは彼の虜になり

誰も評価しない彼のくらーい絵を高額で買い取ったり

自分の自画像を描いてもらったりしたあげくに

まさかの逆プロポーズ!!


彼女がそこまで彼に固執した理由はなんだったのか。

そこそこいいとこのおぼっちゃんで美男で芸術家。

貴族である自分(違うって)と釣り合うという打算もあるけど

やっぱり一目惚れだったのかなーと思います。


富と名声と愛と、一気にすべてを手に入れたエンジェル。


ここまで来るともはや何が妄想で何が現実

わからなくなってきます。

嘘だってずっと言い続けたら本当になるんだから!

ずっとそうやって生きてきたのです。


でも小説家ってあらためてすごい職業だなーと思いました。

想像だけでそれだけの世界や話を書けるエンジェルは

やっぱり才能あったんだと思います。


きっと文章は大げさで古めかしくて

お話はベタベタに甘くてあからさまで

でもそんなところが一般の夢見る女性達にも

一時的にウケたのではないのかなー。


発行人の妻のシャーロット・ランプリングが

エンジェルに対して言う言葉がすべてを物語ってます。

「彼女の小説は認めないけど、彼女自身はたいした女性だわ」


そう、たいした女性なんです!本当に。

だって夢を全部叶えちゃうんですから!!


彼女の快進撃に息をとめて見入っていると

後半意外な出会いが彼女を待ち受けています。


彼女の夢と妄想で出来た虚構の世界が壊れる瞬間です。


びっくりしました!!


なるほどーそうきますか。。

この映画、原作はエリザベス・テイラーさん(同姓同名)です。

あまりにも話が面白いので、ぜひ小説も読みたいと思いました。


この嫌われ者のとんでもヒロインいいですねー。

オゾン作品なのにあんまりオゾンっぽさはありませんが

彼もこのヒロインが気に入ってぜひ映画化したいと思ったのだとか。

納得です!!



♪夢を追いかける~ならたやすく泣いちゃだ~めさ♪星みっつ!(★★★)

嫌われ松子の一生 2010/10/27

嫌われ松子の一生 を観ました。

kiraware

2006年の日本映画で、原作は山田宗樹の小説。

脚本・監督は中島哲也。主演は中谷美紀です。


中島哲也監督の映画は、「下妻物語」しか観ていなくて

それがとっても面白かったので期待して観たのですが、、、

前作同様の明るくてポップな映像はそのままですが

話に救いがなさすぎる。


びっくりしました。


~~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~~


東京に住むフリーターの笙のもとへいきなり福岡から父親が訪ねてきて

笙の叔母にあたる「川尻松子」という女性が亡くなったので

彼女のアパートを片付けてほしいと頼まれる。

それまで何の面識もなかった叔母が突然亡くなったと聞いて

(しかも死因は殴打による殺人!)

驚く笙だったが、部屋を片付けるうちに彼女の更に驚くべき一生が

ひも解かれることとなり、会ったことのない叔母に思いを巡らせる。

アパートの隣人によると松子は、ゴミ屋敷に住み、夜中に奇声をあげ、

異臭を放ちながら足をひきずって歩く太った中年女性だったそうだ…。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



主演は中谷美紀ですが、

彼女はなんと亡くなったところから映画が始まります。

そして彼女の甥の笙として登場するのが瑛太。

人気者の若手俳優です。こういうフニャ~とした役がよく似合います。



~~~~~~~~~~~~あらすじつづき~~~~~~~~~~~~~~~


川尻松子には病弱な妹の久美がいて、いつも寝たきりだったため

小さい頃から父親は妹ばかりを顧みて自分をかまってくれない、という

トラウマがあった。

妹が心配なせいか、いつも難しい顔をしている父親に

デパートの屋上のコメディアンがしてみせたのと同じような

変顔をしてみせたところ、クスリ、と笑ってもらえたのが嬉しくて

松子はことあるごとにその変な顔をしてみせるようになったのだった。

それから大人になってから松子は中学校の教師になる。

美人で歌が上手で、人気者の先生だったのだが

ある日、修学旅行で受け持ちの生徒が盗難騒動を起こしたことから

松子の人生が大きく傾いて行く。。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


それからの松子の転落っぷりがすごいです。

まるでジェットコースターのように次から次へと降り掛かる不幸。

でもなぜか観ていて全然暗くならないのは

監督の作る映像があまりに明るくてキレイだから。

松子もいつも歌なんか歌って踊ったりしちゃいます。


この松子という人物、基本的にノーテンキで憎めません☆

生徒の盗難騒動の時の対処の仕方はあまりにも軽卒だし、

キレて病弱な久美に殴り掛かるのもあまりに大人げない。
 
不幸のジェットコースターは、そんな松子自身が招いているフシもあります。
 
 
決して善人ではないし正しい行いなんてしてないけど

そこが人間くさくて何だか親しみが持てる…

そんな松子を演じているのが中谷美紀ですよ。

あまりに美しすぎて変顔をしても顔が整いすぎてて笑えません。

映画とはいえこんな美人が常に殴られたり蹴られたり

青あざを作ってるのだから驚きます。


それから彼女をとりまくキャストもすごいです。

彼女の父親役に柄本明。

弟役(笙の父親)にミスター芸達者こと香川照之。

晩年の松子を追う顔中傷だらけの男に伊勢谷友介。

松子を慕う病弱な妹役に市川実日子。

太宰くずれの小説家に宮藤官九郎。

そのライバルの小説家に劇団ひとり。

笙のガールフレンド役に柴咲コウ。

なぜか本人役で片平なぎさ、などなどなど。


その他、チョイ役も含めるとものすごくいろんな人が出演してます。

アーティストの出演が多いのもびっくり!

木村カエラ
はいきなり冒頭で歌ってるし

その他にもBONNIE PINKAIが劇中で歌ってます。

東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦も出てますよー。

豪華です!!



川尻松子の一生が、

異臭を放つ太った中年女性でしかも殴打されて亡くなっているという

終わり方から、彼女の一生が弟の香川照之の言う通り

「つまらない人生を送った人」


という風に位置付けてしまうのは簡単です。
 

でも、彼女の生き様を見ていると

最後まで貪欲に幸せを求めていて

そのひたむきさは不器用で純粋です。


彼女の亡くなり方は本当に救いのない亡くなり方だけど

そんな彼女の死を悲しむ人達はちゃんと存在する。

けして無意味でつまらない人生ではなかったのです。


彼女が心の底から欲しかった言葉。「おかえり」

このさりげない言葉がどんなに暖かくて

どんなに大きな意味を持つか改めて考えさせられました。



そうそう、松子の親友役で黒沢あすか嬢が出てました。

なんかひさしぶりに見た気がする。

彼女の特徴のある鼻声が好きなんですよねえ~。

こういう姉御っぽい役がハマッてます!



今日は相棒におっきな声でおかえりって言ってあげよう!星みっつ!(★★★)

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