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大菩薩峠 2011/07/12

大菩薩峠 を観ました。

daibosatsu1

1960年の日本映画。

三隅研次監督作品です。


まずはこの「大菩薩峠」を何の予備知識もなく観たのですが

ものすごくびっくりしました。。。


なぜっていきなりタイトルでもあるこの大菩薩峠で

罪もない老人が切り捨てられるところから

この映画が始まるのです。


その通り魔殺人の犯人の名前はその名も

机竜之助。(つくえ りゅうのすけ)

なんとこの映画の主人公です!


アメコミのダークヒーローもびっくりの

ナチュラルボーンキラーぶり!


私はこの映画が終わるまでずっと

この机竜之助を仇として追う老人の孫娘・お松

爽やかな若者・宇津木兵馬(うつぎ ひょうま)

が主人公なのだと思ってました☆


でも違うんです。

これはあまりにも強すぎて虚無に取り憑かれた

ある剣豪のお話なのでした。。


ということであらすじです。



~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


秀麗富士を遠望する大菩薩峠の頂上。

机竜之助は、何の理由もなくすれ違った老人を斬り捨ててしまう。

この祖父の死に驚く孫娘のお松を、通り合わせた怪盗裏宿の七兵衛が

助けて江戸へ向った。一方、机道場に帰った竜之助を持っていたのは、

字津木文之丞の妻お浜だった。御嶽山奉納試合の勝ちを譲れという

お浜の言葉を冷くはねつけ、当日の試合で竜之介は一撃にして文之丞を

倒してしまう。文之丞から離縁されたお浜は竜之介と一緒に江戸へ。

だが弟の宇津木兵馬は、兄・文之丞の仇討ちを誓い、竜之介を追って

また江戸へと向かったのだった。

江戸で交錯する竜之介、お浜、お松、兵馬の運命は。。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは

机竜之助に、市川雷蔵。
 
お浜に、中村玉緒。

お松に、山本富士子。
 
宇津木兵馬に、本郷功次郎。

竜之助の父 机弾正に、笠智衆。
 
竜之助の使用人、与八に、真塩洋一。

怪盗 裏宿の七兵衛に、見明凡太朗。
 
道場の師範 島田虎之助に、島田正吾。


などなど。


この恐るべきダークヒーロー

机竜之助を演じる市川雷蔵さん。。

かっこいいです!!!

なんか筋肉少女帯の大槻ケンヂさんや

袴田吉彦さんに似た感じのクールなハンサムさんです。


そしてこの竜之介に一生を狂わせられる

悪女を演じたのはなんと中村玉緒さん。


今ではガハガハ笑うダミ声の愉快なオバサンのイメージですが

若い時は本当に可憐でした!

松田聖子の華奢さと上原さくらの小悪魔ぶりを

足して2で割ったような感じです。

daibosatsu7

↑左:お浜(中村玉緒)     ↑右:竜之助(市川雷蔵)


竜之助は音無しの構えという

無敵の技を持っています。


自分の強さを持て余してか

夜な夜な辻斬りに出かけるという恐ろしい人です。


自分の夫を試合で殺され、自らもいいように弄ばれたにも関わらず

その強さに惹かれたお浜は竜之助と行動を共にするようになります。


まるで悪魔に魂を売り渡してしまったかのように。


一方、盗賊だけど善人の七兵衛と

行動を共にするお松。

演じる山本富士子さん。

ほんっとに美人です!!

daibosatsu6

↑お松(山本富士子)


美人だけどほんっとに不運な人で

江戸に来てからも散々な目に遭ってしまいます。


そして敵討ちのために江戸へ来た兵馬と

七兵衛とお松は同じ目的ということで

団結して竜之助を追うのですが…


やっと兵馬が竜之助に追いついてこれから仇討ちという時に

なんと映画が終わってしまいます!!!


その唐突さにまたまたびっくり☆


なんとこの映画、三部作でした。




そして、大菩薩峠 竜神の巻

daibosatsu2

1960年の日本映画。

三隅研次監督作品です。

~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


京の島原での机竜之助と宇津木兵馬との対決は、お互いを霧の中に

見失って終わってしまう。お松、七兵衛とともに竜之助の後を追う兵馬。

竜之助は八木の街道で、浪人酒井新兵衛に兵法試合を望まれるが、

仲裁に入った植田丹後守の屋敷にしばらく逗留することとなった。

そこで竜之助は過日助けたことのある女、お豊と再会した。

お豊は心中の生き残りとして屋敷の手伝いをしていたが、土地の

庄屋の息子金蔵に言い寄られて困っていた。お浜に生き写しのお豊に

縁を感じる竜之助。お豊もまた竜之介に惹かれ、竜之助が天誅組騒動で

視力をなくすと献身的に尽くすのだった。

そして再び出会う兵馬と竜之助。今度こそ仇討ちは叶うのか。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは

机竜之助に、市川雷蔵。
 
お豊に、中村玉緒。

お松に、山本富士子。
 
宇津木兵馬に、本郷功次郎。

竜之助の使用人、与八に、真塩洋一。

怪盗 裏宿の七兵衛に、見明凡太朗。
 
ひょんなことからお松を助けるお玉に、近藤美恵子。


などなど。



「大菩薩峠」でお浜だったはずの中村玉緒さんが

今作では生き写しのお豊として登場!!


またしても竜之助に心奪われてます。
 

そして新撰組や天誅組など

歴史的背景にからみながら、なんと竜之助が

失明してしまいます!!


ところがこの竜之助、目が見えなくても強い強い!


そしてまたしても彼を助けるお豊の存在。


一方、不運なお松はまたしても人さらいにさらわれて

売り飛ばされそうになりますが

三味線弾きのお玉の飼い犬ムクに助けられます。


美人は運が悪くても必ず誰かが助けてくれますね。。
 

ついに崖の上で竜之助を追いつめる兵馬でしたが

崖から竜之助が足を滑らせたところで

なんと終了。。


これは完結編を観るまでは眠れません!



ということで、大菩薩峠 完結篇

daibosatsu3

1961年の日本映画。

監督は森一生監督に交代しました。
 

~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


断崖から落ちた盲目の竜之助はお豊の助けで伊勢大湊の与兵衛宅に

かくまわれていた。お豊は古市の廓に身を沈めたが病のため自害。

竜之助あての遺言状と金は流しのお玉に手渡された。

裏宿の七兵衛はやっとのことで竜之助を探し出すが、竜之助は

がんりきの百の策略に嵌り、また谷底に落ちてしまう。瀕死の竜之助を

救ったのは山の娘、お徳であった。彼女と暮らすうちにしだいに

穏やかな心持ちになってくる竜之助だったが、旗本神尾主膳に捕われて

また辻斬りとなってしまう。そこで出会ったお銀にまたしても

お浜・お豊のおもかげを見る竜之助。

大菩薩峠でいよいよ再会を果たした兵馬と竜之助だったが

二人を待っていたのは意外な結末だった。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは

机竜之助に、市川雷蔵。
 
お浜・お豊・お銀に、中村玉緒。

宇津木兵馬に、本郷功次郎。

竜之助の使用人、与八に、真塩洋一。

怪盗 裏宿の七兵衛に、見明凡太朗。
 
お玉に、近藤美恵子。

がんりきの百に、小林勝彦。

山の娘、お徳に、矢島ひろ子。


などなど。


なんと、中村玉緒さんは

名前を変えて三度目の登場です!!


今回ももちろん竜之助に尽くす役。


そして前回不運にもさらわれてしまったお松さんが

今回唐突に出てきません!(大人の事情でしょうか…)


代わりに、巻き込まれてしまった感じの

お玉さん
が、兵馬・七兵衛と共に

竜之助を追うことになります。


三部作を通してみて言えるのは

机竜之助って人はやっぱりカリスマというか

魅力的な人なんだな~ということです。


何かあるとその強さや風貌から

女性は世話を焼きたがり

男性は彼を味方につけて自分に有利にしようとします。


でも竜之助は誰の側にもつきません。


一度は山の娘お徳と暮らすうちに意外なほど

随分と丸くなったりもしますが

前にも増して非情な辻斬りへと逆戻り。

 

「命令だから斬るのではない。

斬りたいから斬るのだ」


さすがはナチュラルボーンキラー!!!



この「大菩薩峠」というのは元々

中里介山作の長編時代小説で

30年も続いたあげくに作者の死と共に

未完で終わってるそうです!


そんなすごい小説だったとは。。


どうりでこの映画の三部作も、完結篇といいながら

とても意外な終わり方をします。



とにかく市川雷蔵さんの演じるこの

ダークヒーロー机竜之助は一見の価値あり!!
 

可憐な中村玉緒さんもすごくいいです。


私自身は薄幸美女の山本富士子さんよりも

悪女や愚かな女を演じた中村玉緒さんの方が

強く印象に残りました!


その他のキャラも印象的なので

ぜひ原作を読んでみたいのですが

41巻まであるみたいなのでちょっと敷居が高いです…。


映画化も何度かされていて

この市川雷蔵版の他にも

1935年に大河内傳次郎版。


1953年と1957年に片岡千恵蔵版。

1966年に仲代達矢版
もあるそうです。


いろいろ見比べてみるのも面白いかも!
 


意外な主人公の意外な展開の時代劇です☆☆☆
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十三人の刺客 2010/11/14

十三人の刺客 を観ました。

jusannin

もちろん2010年の三池崇史監督版です。

それにしても、この前ゼブラーマンを観たばかりな気がするのに…

三池監督は働き者だなー。


一年に2、3作撮ってますね!


オリジナルは1963年の「十三人の刺客」だそうです。

当時もクライマックスの戦闘シーンが話題になったみたいですが

今回は人数も長さも更にパワーアップしてるみたいですね☆



~~~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~~~

江戸時代後期。

将軍の異母弟にあたる明石藩主松平斉韶があまりにも暴虐なため

家老の間宮図書が切腹と同時に訴状を出します。

老中土井大炊頭はその遺志を汲んで善後策を検討するのですが

斉韶の人となりをまったく知らない将軍は

咎めるどころか彼を老中就任へ抜擢するのです。

やむなく土井大炊頭は、斉韶暗殺を企て

御目付役の島田新左衛門を呼び出します。

彼を慕う侍達が集い、たった13人で斉韶暗殺を成し遂げようとするのですが…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


13人の刺客達の豪華キャストぶりがすごいです!
 

13人を束ねるリーダーの島田新左衛門(役所広司)。

新左衛門の甥の島田新六郎(山田孝之)。

新左衛門の同僚の倉永左平太(松方弘樹)。

倉永の家来の三橋軍次郎(沢村一樹)。

同じく樋口源内(石垣佑磨)。

同じく堀井弥八(近藤公園)。

同じく日置八十吉(高岡蒼甫)。

同じく大竹茂助(六角精児)。

同じく石塚利平(波岡一喜)。
 
新左衛門の門下生で、剣豪の平山九十郎(伊原剛志)。
 
そのまた門下生の最年少ボーイ小倉庄次郎(窪田正孝)。
 
九十郎の知り合いで槍の達人、佐原平蔵(古田新太)。

侍じゃないのになぜか戦闘に参加する山の民、小弥太(伊勢谷友介)。


暴君の松平左兵衛督斉韶(稲垣吾郎)。
 
暴君の側近で新左衛門とは旧知の仲の鬼頭半兵衛(市村正親)。
 
冒頭でいきなり切腹する間宮図書(内野聖陽)。


戦闘場所となる落合宿の庄屋、徳兵衛(岸部一徳)。

斉韶の暴虐な振る舞いの犠牲者、木曽上松の牧野靭負(松本幸四郎)。

新六郎の恋人お艶と小弥太の意中の相手ウパシの、なぜか二役(吹石一恵)。


などなど。


でもなんといってもいっちばん驚いたキャスティング

暴君・稲垣吾郎!!!ですよね。


SMAPですよ!

国民的アイドルですよ!

そのゴローちゃんがものすごい残虐な暴君を演じています。

もうその恐ろしさと言ったら

悪魔が乗り移ったみたい、、、というよりも悪魔そのものです。

よくこの役を引き受けたなーというところに

ちょっと感心しました。


日常でふと常軌を逸した行動をとるシーンなどは

ものすごく見てはいけないものを見た気分になります。

そのシーンで、斉韶がまともではないことがよーくわかりました。

ガクガクブルブル、、、こわいよゴローちゃん。


あとのみなさんはとっても納得のキャスティング。

あっ山の民役の伊勢谷友介はちょっと意外でしたけど☆


新左衛門役の役所広司さん、いいですねー。

新左衛門って役どころがもう

穏やかで誠実で、でも信念を貫く強さがあって公平で。

まるで上司にしたいナンバーワン!みたいな役です。


彼とは旧知の仲である敵側の鬼頭半兵衛(市村正親)が

「新左衛門は強いのか?」と同僚に問われて

こんな風に説明します。


「おそろしく強いわけではないが、

少しずつ的確に攻め、押されても退かず、

最後にはちょっとの差で必ず勝つ。



これってすごくいい説明だなーと思います。

地味な勝ち方だけど確実に勝つのって

実はものすごく強いってことだと思うから。


そんな新左衛門に昔から敵わず

コンプレックスを持っている鬼頭半兵衛もまた、

人の才能を的確に見抜ける出来る人だったのだと思います。

今回は運悪く敵同士となってしまいましたが…。


新左衛門を慕って集う仲間達もまた魅力的です。

倉永左平太役の松方弘樹は貫禄たっぷり!

さすがに立ち回りは一番様になってたなあ。。


剣豪の平山九十郎役の伊原剛志も

見るからに強そうでよかったです。


でもわたし的に一番ツボだったのは

大竹茂助役の六角精児さん!!

相棒の米沢さんじゃないですか。。

今回は時代劇ということで

オカッパとメガネを捨ててがんばっていました。

六角さんびいきの私はついつい目で追ってしまいましたが

なんかやたらと剣を振り回しているだけで

一人だけ全然強そうじゃなかったです。

がんばれ米沢鑑識官☆


ラストの戦闘シーンは、もう人が多過ぎるわ

泥まみれだわ血まみれだわで

誰が何だかよくわからなくなってきます。


あれだけの戦略と仕掛けを作ったのなら

そのまま高いところで楽に弓を射てればいいものを

わざわざ下に下りてガチで戦うのは

やっぱり武士道なんですね。


もし生まれ変わっても侍はイヤ!いろいろ痛そうだから。星みっつ!(★★★)

必死剣鳥刺し 2010/7/24



トヨエツ様の時代劇でございます。



とっても地味です。。。







このご時世に3Dでもなく特殊効果もなく、もちろんカーチェイスも銃撃戦もなく

トム・クルーズ織田裕二も出て来ません。



冒頭の能のシーンが延々と続くのが象徴的ですが

この映画もずっとそんな感じです。静の中の動。



トヨエツ様の役どころは寡黙で穏やかな剣の達人です。

ぴったしですね♪

でもそれだけじゃ2時間近い映画になるわけもなく、当然のように事件が起きます。



しかも、主人公が巻き込まれる形ではなくて主人公自らがやっちまうのです。



それが冒頭の藩主の愛妾殺害事件です。



殺されてしまう愛妾役の関めぐみ。

回想シーンでその暴虐ぶりが出てきます。



元々モー娘の飯田圭織をいじわるそうにした顔だなあと思ってましたが

今回はその意地悪さ炸裂!!

いい感じに仕上がってます。

なんかもうちょっと見ていたいオーラがあった。



…といっても別に演技が抜群とかいうわけじゃなくて、

綺麗なんだけど全然色気を感じなくて無機質な感じで

こんなんで殿が骨抜きになるか??って疑問でいっぱいになるんです。

その違和感で目が離せなかったのでした。。



大奥ってもっとドロドロしてなきゃねえ。



さて、お話の方はこれまた事件を起こしただけでは2時間近くの映画になるはずもなく

その先の主人公の人生が描かれています。



静かです。。。



このまま時が過ぎていくのかと思いましたが

そうはさせないのが岸部一徳です。



とにかく、タイトルでもある「必死剣鳥刺し」がいつ出てくるのかが

いい意味で映画に緊張感を持たせてると思いました。



でも必死剣鳥刺しって名前はなんだか…



強そうじゃないよね。



必死になってるスズメとかを想像しちゃうんですけど。



トヨエツ様はこの役のために6kg体重を増やしたそうで…。

映画の中でもちょっとたるんだお腹等が気になっていたのですが

歳のせいではなく役作りのため!と知ってほっとしました♪



トヨエツ様の役者根性に星みっつ!(★★★)













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