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クライング・ゲーム 2011/06/19

クライング・ゲーム を観ました。

cryinggame


1992年のイギリス映画。

ニール・ジョーダン監督作品です。


観たのはこれで3回目だったと思います。

何度観ても大好きな映画です!!


~~~~~~~~~~~~~~あらすじ~~~~~~~~~~~~~~


ある日、英国軍の黒人兵士ジョディはIRA(アイルランド共和国軍)の

兵士達に拉致されてしまう。彼らは英国軍に捕らえられた仲間たちを

釈放するための人質としてジョディを誘拐したのだ。

ジョディの見張り役のファーガスは、いろいろ話をしているうちに

敵同士にも関わらず友情を持ってしまう。だが状況がそれを許さない。

死を覚悟したジョディは、ロンドンに残してきた恋人ディルのことを

ファーガスへと託すのだった。。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


キャストは


英国軍の兵士ジョディに、フォレスト・ウィテカー。

IRAの兵士ファーガスに、スティーヴン・レイ。
 
ジョディの恋人ディルに、ジェイ・デイヴィッドソン。
 
IRAの兵士ピーターに、エイドリアン・ダンバー。
 
IRAの兵士ジュードに、ミランダ・リチャードソン。


などなど。



久々に観たらフォレスト“鶴塀”ウィテカーが若い!!

cryinggame1

↑ 手前:ファーガス          ↑ 奥:ジョディ


最初、IRAに連れてこられたジョディは

頭から袋をかぶせられています。


閉所恐怖症の彼はそれが怖くて

外してくれるようファーガスに頼むのです。



「見えなくったって声でわかるよ。

 あんたは頭が良くてハンサムな白人の男だろ」

とファーガスに言うジョディ。


思わず気を良くしてニヤリとするファーガス。


この時点でファーガスのジョディに対する心証が

うなぎのぼりに上がっていくのが見えるようです。


ところが袋を外して対面したら

「……ハンサムっていうのは違ってたな」

と、発言を撤回するジョディ。


あきらかに機嫌が悪くなるファーガス。

どちらも正直者です。



同じIRAのピーターやジュードに怒られつつも

どんどん仲良くなっていく二人。

もし、英国軍が捕虜を解放しなければ

ファーガスの手でジョディを撃たなきゃならない運命なのに。。


cryinggame2


ジョディは素直でおしゃべりで

ファーガスに「カエルとサソリの話」をします。


川を渡りたいけどカナヅチのサソリが

泳ぎの上手なカエルの背中に乗せてもらうことに。


カエルを刺してしまったたら自分も溺れるのに

「これが自分のサガなんだ。。」

カエルを刺してしまうサソリ。



要するに、生まれ持ったものは変わりようがないということ。

それでたとえ自分が死ぬことになっても。



つまり、ジョディはファーガスの優しさ

生まれついてのものだから

変えようにも変わらないと言うのです。


ジョディはそう言いますが

ファーガスだってIRAの立派な兵士です。

目的のためならいくらでも冷酷になれるはずなのに…。


なんだかとても深くて印象に残る話ですが

この逸話を話すときのフォレスト・ウィテカーの

熱弁っぷりがかわいい!



その後二人の運命は意外な方向へと動いていきます。
 

壊滅状態となったIRAのアジトから逃げ延びたファーガスは

しばらくたったある日、ロンドンで

ジョディの恋人であるディルへと近づいていきます。


彼女のことはジョディから聞いていて

自分に何かあったら代わりに彼女を

守ってほしいと頼まれていたのでした。
 

ディルには“ジミー”と名乗り

もちろんIRAのこともジョディのことも内緒です。
 

ディルは昼は美容室で働き、夜はバーで妖艶に歌い、

何やらうさんくさい男につきまとわれたりしています。

cryinggame4

↑ “クライング・ゲーム”を熱唱するディル。


段々ディルの魅力にひかれるファーガス。
 

地味な外見からは意外なほどに

腕っ節の強い“ジミー”にディルもまた惹かれていきます。


cryinggame6

↑ 何も知らないディルと、彼女を守りたいファーガス。


ほんとにスティーブン・レイ演じるファーガスは

もっさりしててお世辞にもハンサムとは言えないのに

どうしてこんなにかっこよく見えるのか不思議です!!


たぶんジョディの言ってた天性の優しさと

兵士の強さが見え隠れするからですね。


ディルは素直に“ジミー”に惹かれていき

そのまま恋人同士になるかのように見えましたが

二人には超えなければいけない壁がありました。


cryinggame3

↑ 何がすごいって彼女がすごい!!


この映画、彼女がいなければ絶対に成立しませんでした。


本当に魅力的で、ジョディが「彼女は完璧だ」というのも納得。

 

“クライング・ゲーム”(涙のゲーム)という

タイトルからもわかる通り
 
どこにどう転んでも悲しい展開になるはずなのに


ジョディの陽気さ、ファーガスの優しさ、

ディルのひたむきさについ微笑んでしまいます。


しかもラストがすっごく素敵なんです!!!

こんな終わり方をするなんて考えてもみなかったので

「やられた!」と思いました。



何度でも観たくなるステキな映画です☆☆☆

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瞳の奥の秘密 2010/10/8

瞳の奥の秘密 を観ました。

hitominooku

アカデミー賞で最優秀外国語映画賞を受賞した

2009年スペイン/アルゼンチン映画です。


主人公は、刑事裁判所を退職したベンハミン。

演じるリカルド・ダリンはアルゼンチンの国民的俳優だそうです。

25年前に担当したある事件を小説に書こうとします。


その事件とは、愛する夫と平凡で幸せな毎日を送っている

新婚間もない若く美しい女性に起きた暴行殺人事件。

最愛の妻を失った銀行員の夫の姿は、ベンハミンの心を大きく動かします。


その事件は、ベンハミンやその同僚の人生も大きく変えることになるのですが
 
小説を書くにあたり、ベンハミンは当時の上司だったイレーネを訪ねます。
 

日本の警察でいうとキャリア組の若いエリートがイレーネで

ベンハミンは叩き上げの平刑事みたいな感じ。

歳や経験はベンハミンの方が上でも、彼女の方が上司なのです。


ベンハミンは刑事ではないけど、アルゼンチンでは

裁判所も刑事と一緒に捜査するのです。ちょっと不思議。


そして、ベンハミンとその部下のアル中のパブロとイレーネの活躍で

ようやく犯人が捕まるのですが………。


ここからはネタバレになるので言えません。


軸となっているのは、その事件です。

その事件の被害者である銀行員の夫の25年後。

その事件を担当したベンハミンの25年後。


事件の後、べンハミンは銀行員の夫の瞳に

亡き妻に対する至高の愛を読み取ります。


そして25年たった今、その事件をひも解くことは

自分自身の思いにけじめをつけることでもあったのです。


この映画、サスペンスですががテーマです。


ストーリーばかり追うと、とてつもなく重い話なのですが

主人公ベンハミンと部下のパブロとのやりとりなど

くすっと笑えるシーン
もいっぱいで

テンポよく観れます♪


サスペンス部分では、とんでもない秘密が隠れていて

度肝を抜きます。いやほんと。

そこは本当にいろいろと考えさせられますが

最後はほんのり希望も見えて

それがこのお話の救いになっています。


伏線もそこかしこで効いてますよ!

Aの打てないタイプライターの伏線なんて

とってもオシャレです。

サスペンスとしてもドラマとしても見応え十分♪
 

さすがはアカデミー賞~~と納得。星みっつ!(★★★)

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